家の周りの鳥たち

今年の6月に軒先に鳥の巣ができ、ツバメのつもりで見守っていた。ところが、巣の形からして明らかにツバメではないことが判明した途端、薄情だが私の関心事から消えてしまっていた。


先日、大掃除のついでにこの巣(土台の板)を移動することにした。巣を取り出すと、中には割れた卵のかけらが残っていた。目を凝らすと黄身が見える。育たつ途中に他の鳥に襲われたのか、よくわからないが、最後まで育ち巣立ちすることはなかったようだ。残念であるが自然界の摂理である。また来年に期待しよう。


ところで、家の周りに咲き乱れていたナンテンの赤い実が、少しずつ鳥(むく鳥)に食われはじめてきた。2年前は正月の飾りを作る直前に食べつくされて全滅。昨年はなんとか2月くらいまで残っていた。


ナンテンも自分の子孫を残すために懸命である。今年はおそらく昨年の倍くらいは赤い実があるように見える。ナンテンは鳥と対峙する武器を持っていない。できるのは食べつくされないように、さらにたくさん実をつけるぐらいだろう。


いや、もしかすると、鳥に食べれ、鳥の糞として落ちた種から新たなナンテンが育ち、実をつけたのかもしれない。そうすると賢いのはナンテンの方かもしれない。


ところで、鳥といえばカラスが相変わらず家の周りでガアガアとうるさい。そもそもカラスの歌(カラスなぜ鳴くの、カラスは山にかわいい七つの子があるから)の意味がよくわからない。そもそも田舎に住んでいる人で、カラスを”かわいい”と思う人がいるのだろうか。七匹ものカラスの子が巣立った日には、迷惑七倍である。


カラスは農作物を荒らす。私の畑では2年続けて、なけなしのスイカを食べられてしまった。今年はなんとキュウリまで手を出す始末である。小鳥のようなかわいいしぐさも見せない。鳴き声もうるさいだけだ。人様に媚びることなく、ただひたすら我が道を行く、で生きているようだ。


一度カラスに問い正してみたい。「カラスよ、人間の住むところに寄生するのであれば、少しは人様の役に立つことをしたらどうですか」

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